阿蘇の山々に源を発する伏流水を使用し、創業以来の昔ながらの製法にこだわり丸亀の味を守ってきました。醤油・味噌は四季のはっきりした独特の気候風土から先人たちが生みだした天然発酵食品という大切な日本の食文化です。単なる調味料としてではなく医食同源、美味しく料理をいただいて発酵の力で元気になる、そのお手伝いをしたいと考えています。郷土の風土、自然の恵み、そして日本の食文化に感謝しつつ、地域へ貢献する企業を目指していくことが私たちの想いです。
熊本県北部の良質の温泉、灯籠の街山鹿で初代佐藤孫平の妻、いよの実家の造り酒屋「泉屋酒造」より醸造の技術を学びました。明治3年、「亀屋本店」という屋号で醤油づくりを始めました。
創業当初から一軒一軒お客様のお宅へ配達しています。お客様の顔を見て声が聞ける喜びがそこにはあります。便利で手間のかからない世の中ですが現在でも変わりなく訪問して販売を行っています。
いつしか地域のお客様より「マルカメさん」という呼び名で親しまれ、昭和26年より社名を「丸亀醤油」に変更しました。現在で五代目になります。
これからも地域に根ざした醤油・味噌屋でありたいと思っています。健やかな暮らしに最も重要な食。毎日の食卓に貢献できる会社でありたいと願っています。
安心安全な食が求められる今、地元である九州熊本の素材にこだわりたいと思っています。ここでしか出来ない味を追求し、少量しか出来なくても手間ひまかけて昔ながらの製法で伝統を受け継いでいきたいと考えています。又、次世代を担う子どもたちに日本の食文化を伝えていく食育の場でありたいと思います。子どもの頃の味覚、五感は一生の食生活を左右します。いつの時代になっても醤油・味噌などの発酵食品がご家庭の食卓に並ぶ温かい団らんの光景を支えていくことが使命だと考えています。